2015年9月11日金曜日

夏祭りの準備記録(その2 町内編)

夏祭りの準備その2、白幡神社前の道路の脇に、紙垂(しで)を張り巡らす作業をご紹介いたします。

1. 結界を張る

最初に白幡神社の入り口に結果を張ります。竹は3m程度の長さで切り揃えます。
白幡神社前の結界

2. 道路脇に縄を張る

白幡神社から新田町に向けて紙垂( しで)の付いた縄を張ります。

今年は年番ではないので、白幡神社から約100m縄を張ります。(ちなみに年番の場合は新田町との境界まで延々と縄を張ります。)

まず、白幡神社と反対側の歩道に縄を張ります。

ちなみに、縄を張る張る直前に紙垂を付けます。

白幡神社の前にある電柱に竹を結んで、 紙垂の付いた縄を張ります。(実際には写真の右側の道路標識が縄の端っこです。)
白幡神社前の電柱

通りに沿って縄が張られているのが分かりますか?
時間が経つと縄が伸びて垂れてくるので、かなり高い位置で縄を張ります。
白幡神社と反対側の歩道の 紙垂縄の張り具合
白幡神社と反対側の歩道の縄の端は、通りと細い路地が交差する場所の道路標識です。
道路標識まで縄を張る。


今度は白幡神社側の歩道に縄を張ります。電話ボックス脇の電柱に竹を結びます。
電話ボックス脇の電柱に竹を結ぶ。
電柱に縄を巻きつける時は、電柱に登る足場の金属棒に縄を結びます。
これで縄がずり落ちる心配なし!(^-^)
電柱に縄を結びつけます。
白幡神社側の歩道には、電柱の間隔の長い箇所があるので、縄が伸びて垂れ下がらないよう、途中に棒を立てて縄を中継します。
縄を中継する竹の棒
棒が倒れないように、根元にしっかりと杭を打ちます。
棒を縛るのに太い針金(ばんせん=番線?と呼んでます)で竹棒を結び付けます。
棒の根元はしっかり杭を打つ。
以上で道路脇の縄張りは終了!

3. 隣町との境界に縄を張る。

最後に、隣町の新田町との交差点に、縄を張ります。

電柱に竹を結んでいる写真です。道路の両側の電柱に竹を結びます。
竹の長さは10mぐらいあります。
電柱に竹を結ぶ。
写真だと分かりづらいのですが、竹の先から紙垂を付けた縄が垂れ下がっています。

本来は、竹と竹の間に縄を張るのですが、それぞれの竹に紙垂の付いた縄を垂れ下げて簡略化しています。
竹の先から紙垂の付いた縄を垂らす。
竹を電柱に縛り付けます。
根元をしっかりと結ぶ
結び目はこんな感じになります。(中央から垂れ下がっているのが紙垂の縄です。)

年配の方は縛り方をたくさんこ存じです。機会があればぜひ教えていただきたいです。

最後に、紙垂の縄が風でプラプラしないよう、電柱の根元に縛っておきます。

ちなみに、隣町との境界に縄を張るから「縄張り」という言葉が生まれたんですね。
一つかしこくなりました。(^^)

以上、町内に紙垂縄を張る手順でした。

紙垂の付いた縄が町内に張られてると、いかにも町内が清められた感じがして気持ちがいいですね。

この気持ち良さ、代々続けていきたいです。

新宿町内のみなさま、来年の夏祭りの設営のご協力、お待ちしていま〜す。(^o^)/